家庭内別居の解消に
発想転換のすすめ
行き詰った時は発想を変えてみる
発想を変えてみることは、とても重要です。
それまでに思いが固まったもの、古いもの、を一掃する力があります。
前回のメルマガでは
「シフト(移行)」
することに目を向けてみましょう、とお話しました。
もし、その視点がいいな、と思われた方は、ぜひ、この方法も試してみてください。
それは
「しないことを決める」
です。
夫婦修復は「~する」だけではない
カウンセリングでは、ご夫婦仲をよくするために、なにをしたらよいのか、を、よく聞かれます。
もちろん、行動のパターンや、どのように、という方法もよく、お話しますが
今日は、その考えも、ちょっと、ひっくり返してみようと思います。
奥さまのあなたは
~をすれば変わる、だから~しなければならない
と常々、思っているかもしれません。
私も、これまでの個人相談においては
「○○の場合は、どうしたらよいのでしょうか」
という質問の形が、ほとんどなので、その点についてピンポイントで、お伝えすることが、たくさん、ありました。
ほかにも、ご自身の心のあり方なども、メルマガで、お話していますが「~する」ということに視点の大部分を使っていると本心からややズレることもあります。
自分の心に嘘をつかないで
それは前回お話した、ご自身の信じるものは何か?に通じます。
○○をする、ということが自分の信念とは違うときは本当に私に必要なのか?できるのか?と思うことがあるからです。
そんなときは、ご自身のなかに葛藤が生まれます。
外部からの情報と自分の信念とが一致しないからです。
あなたの本心でないものは、いくら外から有益な情報だ、と入ってきても、心の底では拒否しているので大きな力は生まれません。
逆に、ストレスを感じることさえあるでしょう。
そこで、やってみてほしいのが、あなたの、しないことを決める、なのです。
あなたの、やりたくないことをピックアップして、これは、やらない、と決めてしまうのです。
自分の心を偽るようなことや、たとえ良いと言われていることでも、すごくイヤな気持ちになること、などは、あなたの望みではありません。
必要な行動を変えていくうちに視点や心の持ち方も変わってきたら、すんなり受け入れることが、できるかもしれない。
その時を待ってもよいと思うのです。
自分の足で立つほど夫婦仲は良くなる
なにごとも無理は、いいことがありません。
私の個人的な感覚ではありますが無理をすると後々、修正が必要だったり結果として、ガックリすることが多かったのです。
無理というのは理由が無い、と書きますよね。辞書には道理が無い、と書かれてあります。
無理しているときは、まだ、あなたの内面では筋が通っていない、と感じているはずです。
だから反発を覚えたり、なにか違うな、と思うのですね。
そんなときは無理に、しない。やらない。
もう「今は、これは、しない」と決めてしまうのです。
いったん決めたら納得しましょう。
自分の土台を、しっかりとさせる。
そうすれば、あなたは誰かに振り回されないで自分の人生を自分で決めていけます。
奥さま自身が自分の足で立っているほど、ご夫婦仲は安定します。
どちらかが寄りかかりすぎると、たちまち不安定になるのです。
何かをすることに行き詰っている、と感じる方は、この発想転換も、お試しください。