お正月でも腹が立つことはある
自分以外の人の言動に振り回される、あなたへ。
お正月、連休というのは奥さまにとって楽しいばかりではありません。新年早々、腹の立つことがあっても不思議ではありませんね。
人生というのは、いつも同じペースではなく停滞があったり急激に進んだり緩やかであったり、などを繰り返しています。
ご夫婦の間も日々、変わります。
日常には波があり波風のない毎日は逆に味気ないものです。
生きているかぎり、いろいろなことが起こり私たちは、たくさんの経験をしていきます。
それを自分のなかで、どのように捉えるのか、で彩(いろどり)あざやかな日に感じたり暗く、さみしい日に感じたりするのだと思います。
いつも、お話ししますように起こる出来事は常に中立です。
できごとを、あなたが、どう解釈するか。どう感じるのか。
私の悩みは一人相撲だった?
なぜかというと私の身に起きたことで私が感じた気持ちと主人の感じた気持ちが大きく違っていたことが多かったからです。
どちらも経験したことは同じ。経験した場所も同じ。その場にいる人たちも同じ。
でも私の感情と主人の感情は、まるで正反対。
受け取り方が違うから湧き出る感情も違う。
その場で起きたことだけでなく過去のできごとも私と主人とでは記憶が違うことが、よくあります。
このようなできごとは、どなたにでも起こり、一日の間に何度も繰り返されます。
家族間でも職場間でも、どのようなところでも起こっています。
ですから奥さまのあなたは、いま起きた、その嫌な出来事に執着することはないのですね。
あなたが、その執着を手放さない限り、あなたは嫌な気分を、ずっと持ち続けることになります。
あなたが事の発端の当事者だと思っている相手や、ご主人は何も感じず怒りも持っていないので、あなたの気持ちは分かりません。
傍から見れば、あなたの一人相撲となってしまうのです。
いくら理不尽に思えても、ネガティブに捉えたのが、あなただけならば、どんなに腹が立っても相手は理解しておらず、ますます腹が立ちますね。
その負の感情に、あなたが留まれば留まるほど自分の首を絞めているだけになります。
自分より相手を信じている弊害
そこで考えてほしいのですが相手の言った言葉に対して、あなたが腹を立てたことについて、なのです。
このときの心の中は…
→『自分自身を信じるのでなく相手を信じている。』
私は、このことに気がついたとき
「なぜ?どうして?そんなバカな。」
と一瞬、思いました。
でも事実だったんですよね…
自分自身を信じきれていない私は他人の言葉に翻弄されるばかりでした。
それくらい相手の言葉を100%信じているのですね。
揺るぎない自分を持っていれば他の人の言葉に大きく動揺しません。
それが、ご主人であろうと他の誰かであろうと揺さぶられなくなるのですね。
心が動揺するときは、その相手を自分よりも優秀だ、とか自分より権威ある人だ、とか自分より上の人だ、と決めているときなのだと思います。
自分の生は自分のもの
ただの思い込みであっても、これが現在あなたの信じていることなので、その基準で心が反応します。
ですから他人に翻弄される、あなたには、このことを意識してほしいと思います。
無意識に感じている上下関係や優劣をなくすために
「あなたの価値を信じること」
「他の誰でもなく、あなたを信じること」
「相手の言葉は、あなたの価値に何の影響もないこと」
これらを、いつでも頭の隅に置いておけば誰かが何かを言ってきても、その言葉は雲が流れて行くように、ただ通り過ぎるだけになります。
誰の言葉にも耳を貸さないのではなく自分にとって価値があり師と仰げるような方の言葉には耳を傾けるとよいのです。
それは、あなたの信じるものであり、あなたの価値観に合うので心地いいはずです。
そして、どれもが
「自分の生は自分のものである」
という信念を持ってこそ発動します。
人に振り回されると感じる、あなたへ贈ります。
どうぞ、あなたの生を生きてください。
そうすれば日々、幸せを感じるはずです。